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11.味方と敵の設定1

味方(主人公・仲間)キャラクター敵キャラクターの設定は主に戦闘に関する項目になります。
戦闘はRPGでいうゲーム要素の主となる部分ですので、ここの設定がゲームバランスの要となり、非常に重要なところです。何度も試行錯誤しながらバランスを取っていく必要があります。
ただ、今回はひとまずの完成を目指してというところですので、気負うこと無く簡単に設定していきます。
このあたりは設定する項目が非常に多くなっており、今回は必要最低限の項目のみ取り扱っていきます。
他の部分は自身の興味に応じて、色々と実験してみてください。

技能の設定1

順番的には味方・敵キャラクターの設定を行ってからの技能設定としたいところですが、キャラクターの設定に大きく関係する要素ですので、先にこちらから設定していきます。
STEP4で決めた特技の設定をベースに進めていきましょう。

特技名称使用者効果
応援一定時間、仲間の攻撃力がアップします。
歌う一定時間、敵全体の動きを封じます。
連撃ニワトリ,森のボス(モンスター)2回攻撃します。
乱舞ニワトリ敵全体を攻撃します。
粘液スライム(モンスター)一定時間、相手1体の動きを封じます。
絶叫マンドラゴラ(モンスター)相手全体にダメージを与えます。
噛み付き蛇(モンスター)相手1体にダメージを与えます。毒のダメージを与え続ける。
威嚇森の狼,森のボス(モンスター)相手1体の防御力を下げます。

表にまとめると、8つの技能設定をすることになります。
ここで注意する必要があるのは魔法的な「特殊技能」だけでなく、「通常攻撃」「防御」といった基本的な行動についてもここで設定する必要があります。ちなみに「アイテム」「逃げる」は別扱いです。

特技名称使用者効果
通常攻撃全員通常の攻撃をする。
防御全員敵の攻撃から身を守る。

合わせて10の技能設定を行っていきます。

それでは、STEP10のアイテム設定と同じように「ユーザーデータベースエディタ」を開きましょう。
左側のタイプから「0:技能」を選択します。

もしサンプルゲームのデータが残っていたら、削除します。
ただし、「通常攻撃(技能側)」と「防御」はサンプルゲームと同じに設定していくので、そのまま残しておいても構いません。

「通常攻撃」

まずは、基本的に戦闘行動となる「通常攻撃」を必要な箇所のみ設定してきます。
サンプルゲームのデータを残している場合は、下記を読みながら設定項目を確認していきましょう。

2ページ目に移って

1つの技能での設定項目が多くてなかなかたいへんですが、同じ系統(物理攻撃、HP回復など)の技能はまとめて作成してコピペで数値を微調整して作っていくと少し楽です。

続いて「防御」の設定をしようと思うのですが、「通常攻撃」の設定をした際の項目を見渡してみると、防御力がアップとなりそうな項目が見当たりません。
防御力アップ・攻撃力アップなどの効果は「ユーザーデータベース 8:状態設定」で作成して、それを「技能」の2ページ目の項目にある「付加するステータス状態」で設定する必要があります。
「技能」の設定が途中ではありますが、ここで一旦「ステータス状態」の設定をしていきましょう。

関連項目:ユーザーデータベース 技能

状態設定

まずは「技能」から「ステータス状態」を考えていきましょう。

技能名称ステータス状態効果
防御防御敵の攻撃から身を守る。
応援攻撃力アップ一定時間、仲間の攻撃力がアップします。
歌う睡眠一定時間、敵全体の動きを封じます。
粘液粘液拘束一定時間、相手1体の動きを封じます。
噛み付き相手1体にダメージを与えます。毒のダメージを与え続ける。
威嚇防御力ダウン相手1体の防御力を下げます。

今度は「ステータス状態」のみ取り出して、効果を考えていきます。
味方がHP0になった時の「戦闘不能」も追加しておきます。

ステータス状態効果持続時間
戦闘不能ずっと行動不能自宅で回復するまで
防御防御姿勢をとり受けるダメージが減少1ターン
攻撃力アップ攻撃力を上げる2ターン+誤差2ターン
睡眠一時的に行動不能2ターン+誤差1ターン、敵から攻撃を受けるまで
粘液拘束一時的に行動不能1ターン+誤差1ターン
ずっと持続ダメージを受けるアイテムや自宅で回復するまで
防御力ダウン防御力を下げる1ターン+誤差2ターン

それでは、「ユーザーデータベース」を開き、左側のタイプから「8:状態設定」を選択します。

もしサンプルゲームのデータが残っていたら、削除します。
ただし、「戦闘不能」と「防御」はサンプルゲームと同じに設定していくので、そのまま残しておいても構いません。

「戦闘不能」

デフォルトでデータ0番に「戦闘不能」が設定されていますので、その設定項目を確認していきましょう。
「戦闘不能」「ユーザーデータベースエディタ」の左下のメモ欄にあるとおり、「HPが0になると自動的に状態0番になります」ということから設定場所を変更してはいけません。

2ページ目に移って

3ページ目については今回は何も設定しません。

それでは、残りの「ステータス状態」を追加していきましょう。
「戦闘不能」以外はどこに設定しても問題ありませんので、好きな順番で登録していきましょう。

「防御」

2ページ目に移って

「攻撃力アップ」

2ページ目に移って

「睡眠」

2ページ目に移って

「粘液拘束」

2ページ目に移って

「毒」

2ページ目に移って

「防御力ダウン」

2ページ目に移って


すべての「状態設定」の入力ができたら、右下の「更新ボタン」を押しましょう。
これを押さないと、続けて、「技能」などの設定する際に「状態設定」の内容が反映されません。

関連項目:ユーザーデータベース 状態設定

技能の設定2

一通りの「ステータス状態」が出来ましたので、改めて「技能」の設定を再開していきましょう。

「通常攻撃」の設定は終わっていますが、「技能」と「付加されるステータス状態」を表にまとめてみました。

技能名称使用者効果付加ステータス状態
通常攻撃全員通常の攻撃をする。なし
防御全員敵の攻撃から身を守る。防御
応援一定時間、仲間の攻撃力がアップします。攻撃力アップ
歌う一定時間、敵全体の動きを封じます。睡眠
連撃ニワトリ,森のボス(モンスター)2回攻撃します。なし
乱舞ニワトリ敵全体を攻撃します。なし
粘液スライム(モンスター)一定時間、相手1体の動きを封じます。粘液拘束
絶叫マンドラゴラ(モンスター)相手全体にダメージを与えます。なし
噛み付き蛇(モンスター)相手1体にダメージを与えます。毒になります。
威嚇森の狼,森のボス(モンスター)相手1体の防御力を下げます。防御力ダウン

それでは、「ユーザーデータベースエディタ」を開き「技能」を追加していきましょう。

「防御」

2ページ目に移って

「応援」

2ページ目に移って

「歌う」

2ページ目に移って

「連撃」

2ページ目に移って

「乱舞」

2ページ目に移って

「粘液」

2ページ目に移って

「絶叫」

2ページ目に移って

「噛み付き」

2ページ目に移って

「威嚇」

2ページ目に移って


すべての「技能」の設定ができたら、右下の「更新ボタン」を押しましょう。
これを押さないと、続けて、「技能」に関連する「ユーザーデータベース」上の他のデータを設定する際に内容が反映されません。

関連項目:ユーザーデータベース 技能

戦闘コマンドの設定

続いて、「戦闘コマンド」を設定していきましょう。
「戦闘コマンド」の設定とは、味方が戦闘を行う際に使用されるコマンドの名称を設定していくことです。
「戦闘コマンド」の中身は先に設定した「技能」になっており、「技能」の名称を「世界観」や「キャラクターの個性」に合わせたものに設定していくことができます。
「技能」「通常攻撃」をキャラクターによって「パンチ」や「キック」や「体当たり」などのコマンド名に変えることができるわけです。
また、「戦闘コマンド」では「アイテム選択」「特殊技能選択」といったものも名称を設定することができますので、「アイテム」「道具箱」「ポケット」であったり、「魔法」「特技」「スキル」といったようにこちらも自由に設定することができます。

それでは、「ユーザーデータベースエディタ」を開きましょう。
左側のタイプから「6:戦闘コマンド」を選択します。
デフォルトでは10種類設定できますが、足りなかったら、真ん中の「データ」の下にある「データ数の設定」で増やしましょう。

もしサンプルゲームのデータが残っていたら、削除します。
ただし、大体サンプルゲームと同じに設定していくので、そのまま残しておいて改変する形でも構いません。

今回設定する「戦闘コマンド」「攻撃」「防御」「特技」「アイテム」の4種類になります。

「攻撃」

「防御」

「特技」

「アイテム」


すべての「戦闘コマンド」の設定ができたら、右下の「更新ボタン」「OKボタン」を押しましょう。

関連項目:ユーザーデータベース 戦闘コマンド

続いて、「STEP12 味方と敵の設定2」に進みましょう。

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