ウディタの「利用規約」によりGame.exeを含んだプログラムアイコンの差し替えが許可されています。
■7.プログラムのアイコン差し替えについて■
「利用規約」より該当箇所を引用
WOLF RPGエディターの「Game.exe」および「Config.exe」Editor.exe」は、ユーザが用意したツールによって、プログラムアイコンを差し替えることを許可するものとします。
ただし動作不良等が起きても対応できませんので、アイコン差し替えは自己責任でお願いします。
「利用規約」は「公式サイト WOLF RPGエディターのダウンロードページ」やウディタ本体のマニュアル内にて確認できます。
あくまでも自己責任となりますが、プログラムアイコンを変更することにより、よりオリジナルのゲームとして印象を与えることが出来ます。
アイコン画像を用意する
まずはアイコン画像を用意する必要があります。
仕様はWindowsの開発元であるマイクロソフトの開発者向けページ(内容は英語なので翻訳機能などで確認してください)によると、
- サイズ:16×16, 32×32, 48×48, 256×256 pixel
- 画像フォーマーット:ICO形式
アイコンサイズは複数必要ですが、32×32サイズ1種だけでも問題はないようです。(ウディタのGame.exeには32×32サイズのアイコンしか登録されていません)
ICO形式の画像作成ソフトがない場合は、PNG形式などの画像ファイルを下記のソフトなどを使ってICO形式に変換することが出来ます。複数のサイズのPNG画像をマルチアイコンのICO形式として1つのファイルにまとめることも出来ます。
@icon変換
簡単に使い方を紹介します。
まず、PNG形式のアイコン画像を用意します。
今回は4サイズ(16×16, 32×32, 48×48, 256×256)用意しました。
これら画像を「@icon変換」にドラッグ&ドロップで取り込みます。
取り込んだ画像がリスト内に表示されます。
もし、透過処理していない画像の場合はリスト中の画像を選択して、「編集」>「透過マスクの編集」か「アルファチャンネルの編集」で背景など透過に設定することが出来ます。
準備ができたら、リスト中の画像をすべて選択します。
ICO形式で保存するには「ファイル」>「マルチiconとして保存」を選択して保存します。
用意したアイコン画像が一つだけの場合は「単独iconとして保存」を選択して、保存します。
拡張子が「ico」のアイコンファイルが出来上がりました。
アイコン画像を変更する
プログラムアイコンのアイコン画像を変更するには特殊なソフトウェアを使用します。
ソフトウェア開発などをされている方でしたが、マイクロソフトのVisualStudioでも変更ができます。というか、本来はこちらで変更するものですが、インストールの手間や登録なども必要なようなので、別のものをご紹介します。
使い方を間違うとプログラムが起動しなくなるおそれがあるので、変更するファイルのバックアップなどを取り、細心の注意をして行ないましょう。
下記のソフトウェアを使用します。
Resource Hacker
英語のサイトですが、有志の方が日本語化ファイルを用意してくれています。
Resource Hacker をダウンロードするにはページの一番下に2つのファイルがありますので、今回は「ZIP install」からZIPファイルをダウンロードして、ZIPファイルを展開します。
日本語化ファイルもダウンロードした場合は、同じくZIPファイルを展開して、日本語化ファイルをResource HackerのフォルダにコピーするだけでOKです。
Resource Hackerを起動し、アイコンを変更したいGame.exeをドラッグ&ドロップでResource Hackerに取り込みます。
「操作」>「アイコンを置換」を選択します。
「アイコンを含むファイルを開く」から用意してあるアイコンファイル(*.ICO)を読み込み、「置換ボタン」を押します。
アイコン4サイズ分が登録されました。
「ファイル」>「保存」で保存します。
Game.exeのアイコンが変更されました。
Resource Hackerが自動でアイコンを書き換える前のGame.exeのバックアップファイルも作ってくれています。
もし、アイコンの表示が変わっていない場合はパソコン内のアイコンキャッシュを削除して、パソコンの再起動を行えば表示されます。
アイコンキャッシュを削除する方法はこちらの記事を参考にしてください。
Windowsでアイコンキャッシュを再構築する方法 | マイナビニュース