ここではステップアップの本編では省略した「属性」の設定手順を説明します。
「属性」はSTEP11で設定した「ステータス状態」と同じように戦闘部分を彩る要素になります。
例えば、炎に弱い敵を炎の魔法で攻撃すると大きなダメージを与えられたり、水の魔法に強い敵に水の魔法で攻撃すると魔法が効かずダメージを与えられなかったり、逆に吸収されてHPを回復してしまったり。というような要素を追加することができます。
プレイヤーに、より戦略を考えさせる戦闘を提供し、ゲームとしての要素を強めることが出来ます。
「属性」の設定は非常にシンプルです。
「STEP11 ステータス状態の設定」はなかなか複雑だったと思いますが、「属性」の設定は「属性」の名前と、その「属性」の耐性を設定する「属性耐性」で多少の入力をしていくだけです。
目次
属性名の設定
まずは、登場させる「属性」を作成していきます。
これは名前を入力していくだけです。
「ユーザーデータベース」を開き、「7:属性名の設定」を選択します。
もしサンプルデータの内容が残っていれば不要なものは削除し、「属性名」入力していきます。
通常の「物理攻撃」などについてもここで設定していきます。
今回は「物理攻撃」と「炎攻撃」と「音攻撃」の3つの属性を作成します。
データ数が足りない場合は「データ数の設定ボタン」で増やします。
「更新ボタン」を押して保存すれば、設定完了です。
属性耐性の設定
次に「属性耐性」を設定していきます。
STEP12で設定した「状態耐性」と同じように、敵と主人公・仲間のキャラクター1体ごとに設定していくことになります。
「属性耐性」は敵の場合と、主人公・仲間の場合では設定する場所が下記のように違いますが、設定する内容についてはどちらも同じです。
主人公・仲間の場合は「可変データベース 3:属性耐性」。
敵の場合は「ユーザーデータベース 11:属性耐性」。
「属性耐性」は「属性名」で設定した「属性」がそのキャラクターに対してどのくらい効果のあるものかという設定をしていきます。
「炎に弱い」、「雷に強い」や「無効」や「吸収」といった設定も可能です。
設定項目がいっぱいあるように見えますが、これは「属性名」で設定した「属性」分入力するだけです。
「属性名」の設定で作成した「物理攻撃」と、「炎攻撃」、「音攻撃」を作成したので、この3つの「属性」について入力していきます。
まずは、空いているデータを選択して、IDに「属性耐性」の名前を設定します。
「種族」でもいいし、ダイレクトに「炎に弱い」など分かりやすい名称にしておきましょう。
今回は「植物」と入力してみます。
続いて、「属性名」の設定で作成した各「属性」の「効果率」を入力していきます。
「獣系」は「炎の攻撃」に弱いなどのイメージで調整していきます。
この「属性の効果」の値は、例として通常10のダメージを与える攻撃の場合に下記のようになります。
効果 | ダメージ量(基本ダメージを10とした場合) |
---|---|
500% | 50のダメージを与える |
400% | 40のダメージを与える |
300% | 30のダメージを与える |
200% | 20のダメージを与える |
150% | 15のダメージを与える |
140% | 14のダメージを与える |
130% | 13のダメージを与える |
120% | 12のダメージを与える |
110% | 11のダメージを与える |
100%[変化なし] | 10のダメージを与える |
90% | 9のダメージを与える |
80% | 8のダメージを与える |
70% | 7のダメージを与える |
60% | 6のダメージを与える |
50% | のダメージを与える5 |
40% | 4のダメージを与える |
30% | 3のダメージを与える |
20% | 2のダメージを与える |
10% | 1のダメージを与える |
0%[無効化] | 0 ダメージなし |
-50%[50%吸収] | 5回復する |
-100%[100%吸収] | 10回復する |
「更新ボタン」を押して保存すれば、「属性耐性」の設定は完了です。
技能・武器の属性を設定する
今度は実際に設定した「属性」を「技能」と「武器」に設定していきます。
付与できる「属性」の数は「技能」の場合は1つ、「武器」の場合は2つ設定できるので、「炎と水の属性を持った武器」というものも作れます。
まずは「技能」から「属性」を付与していきます。
「ユーザーデータベース 0:技能」を選択します。
「絶叫」という敵(マンドラゴラ)の特技がありますので、ページ1の「付与属性」で「音攻撃」を設定して完了です。
「付与属性」はダメージを受けるものに有効で、状態異常や補助・回復といったものに設定しても意味はありませんので、攻撃系の技能に属性を設定していきます。
今度は「武器」に「属性」を設定していきます。
「ユーザーデータベース 3:武器」を選択します。
今回は「属性」を設定できる武器はありませんが、ページ2の「付与属性1,2」で「属性」を設定することができます。
防具の属性耐性を設定する
「属性耐性」は主人公・味方と敵は最初に設定しましたが、「防具」にも3つまで追加で「属性耐性」を設定することができます。
「ユーザーデータベース 4:防具」を選択します。
「花の冠」という植物でできた防具を作成してみました。
1ページの「属性耐性」で「植物」を設定します。
今回は「属性」を設定できる武器はありませんが、ページ2の「耐性/弱点属性A~C」、「属性耐性A~C防御率」で「対象属性」と「耐性値」を設定することができます。
以上で「属性の設定」は完了です。